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被災地の震災犠牲者の皆様へ
被災地の震災犠牲者の皆様へお悔やみの言葉と、
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
あの震災から4年が経ちました。
2011年3月11日、あの日の東北での未曾有の出来事は、日本中の人々にとって忘れることができない一日となりました。
また、世界中の人々も、あの日は日本がどうなっているのか、情報が錯綜する中でただただ無事を祈ってくださっていたかと思います。
地震と津波、そしてその後に起こった福島原子力発電所の事故…。皆が、被災地の惨状に心を痛め、言葉にならない想いを抱き、何も出来ない現状に打ちのめされました。
あれから4年が経ちましたが、時の経過と共に、私たちは日々の生活に追われ、
あの日の想いを、出来事を、被災地のことを今、忘れかけてはいないでしょうか。
現在でも、被災地は復興途中です。
ようやく始まったばかりのコトも沢山あります。
未だに癒されてはおらず、まだまだ問題を抱えております。
今なお約23万人もの避難生活者がおり、約10万人の人々が仮説住宅で過ごしている現状です。
被災地のことを忘れないで下さい。まだまだ沢山の想いと力が必要なはずです。
もっともっと皆が団結し、関わり、手をつなぎ、
日本として生まれ変わる必要があります。
日本の力を誇示するのは、外の争いに参加するのでは無く、
東北の復興を日本の皆でやりきったときに、胸をはって世界に発信していけば良いのではないでしょうか?
それぞれの被災地の現状に合わせた“日本”が掲げる復興プランを再度皆で向き合い、考える時だと想います。
未来へ繋げる意味でも、もっともっと関わり、知り、感じることが必要です。
大事なのは参加することです。
未だに数多くの人々が不自由な暮らしを強いられ、今の現状に悩んでいます。
不自由なく暮らせている自分たちが、被災地の方達と関わっていくことで、
いろいろな場所、コトに出会うことで、今の私達の現状に気付かなければいけません。
皆で力を合わせて、この現状を乗り越えなければいけません。
4年経った今からでも、取り組んでみて下さい。
復興を考え、参加してみて下さい。すぐに力に変わるはずです。
“関わり”をもってこれからの東北を、日本を真剣に考えましょう。
皆さんの想いを力に変え、少しでも一人一人が忘れかけた“経験”を無駄にしないよう、
皆で協力し合い大きな力に変えましょう。
そして、これからも継続していけるよう、
皆で手と手をつなぎ、強く前に進んで行きましょう。
2015年 3月11日 有限会社SDI 代表 渡邉俊介