被災地の震災犠牲者の皆様へ
被災地の震災犠牲者の皆様へお悔やみの言葉と、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
未曾有の出来事があり、沢山の尊い命を失い、多くの犠牲を伴った2011年3月11日。あれから今日で三年が経ちました。復興にはまだまだ時間がかかっており、被災地は未だに癒されず、より深刻な状況になっているコトもあります。
あの日以来、継続して何か出来る事をと取り組んでいますが、現状はまだまだで、傷の癒えない場所は沢山あり、大きな問題を抱えながら時が過ぎております。
この三年間で私達は被災地に何が出来たのでしょうか？ 日本という社会の仕組みにより、何が正義なのか？何が本当に正しいことなのか？いろいろなことが曖昧にされ、現状を正しく伝えることさえ出来なくなっています。こんなことで本当に良いのでしょうか？
日本はいろいろな事から変わらなければなりません。
未だに復興には、沢山の想いと、沢山の時間と力が必要です。
小さなことでいい、とにかく”知る”という事が大事で、その受けた経験や価値観を次に繋げていければ良いと想っています。「私達はどう感じたのだろうか」押しつけでも偽善でもなく、感じた、感じる想いがきっと未来へと繋がるはずです。
未だ数多くの人々が、とても辛く、大変なトキを余儀無くされています。いろいろな場所、コトに出会うことで、不自由なく暮らせている自分達が、被災地の方達と関わっていくことで、本当のことが沢山見えてくるはずです。皆で力を合わせて、この現状を乗り越えなければいけません。
三年経った今からでも遅くありません。“関わり”をもって向き合いましょう。皆さんの想いを力に変え、まだまだ時間がかかる復興に、少しでも一人一人が今出来ることをしていきましょう。経験したことを、震災被害者の想いを、無駄にしないよう、皆で協力し合い、大きな力に変えましょう。そして、これからも継続していけるよう、皆で手と手をつなぎ、前を向いて歩いていきましょう。
2014年3月11日 有限会社SDI代表 渡邉俊介